
会社から貸与されたPCを使って外出先や自宅で仕事をすることがあります。もし、持ち出し時に盗まれたらどうなるのでしょうか。ここでは、よくある PC盗難のケースやその時に想定されるリスクについて紹介します。
どのような時にパソコンを紛失したり盗まれやすいのか、代表的なケースをピックアップしました。この他にも、実際に業務用パソコンが盗まれた事例をまとめましたので、発覚後の対応なども参考にしてください。
会社の帰りに飲みに行き、酔っ払って鞄ごとなくしてしまうケースです。泥酔していると、どこに置き忘れたのかも覚えていないこともあります。気がついたら持っていたはずの鞄が見当たらず、盗まれたかどうかもハッキリしません。
酔って街なかや電車の中で寝てしまうと、置き引きなどの盗難リスクが高くなります。また、酔っている状態だと紛失や盗難に気がついても、 冷静な判断ができなくなるため対応が遅れてしまう危険性もあるため要注意です。
適度な揺れが心地よく、電車の中でウトウトしてしまう経験のある人は多いでしょう。パソコンや鞄を抱えたままならまだよいですが、網棚に置いてしまうと眠っていなくとも視界から外れてしまうので危険です。
居眠りをしていると、頭がぼんやりして網棚に置いていたことを忘れてしまうこともあります。また、起きたらちょうど目的の駅で、慌てて何も持たずに降りてしまうかもしれません。置き忘れは盗難リスクが高くなることを頭に入れておきましょう。
会社から持ち出した社用PCが盗難に遭うと、どのようなリスクが考えられるのかをまとめました。盗まれるということは、その時点で悪意のある人の行動ですので危険度も大きくなります。
あまり意識をしていないかもしれませんが、社用PCを持ち出すということは、社外秘の書類を入れた鞄を持って歩いているのと同じと考えてください。業務で作成中のファイルや取引先の情報などが保存されていることが多いからです。
2023年の東京商工リサーチの調査によると、 上場企業の個人情報漏洩・紛失事故は175件で、漏洩した個人情報は4,090万8,718人分と過去最多を更新しています。近年の情報管理やセキュリティ意識が高まる中でも減少傾向は見られません。
また、情報漏洩・紛失事故の原因は「ウイルス感染・不正アクセス」が53.1%で最多でしたが「不正持ち出し・盗難」が13.7%を占め、前年の約5倍に増加したことがわかっています。 社用PCが盗まれたら機密情報・個人情報が漏洩するという意識を持つことが重要です。
参照元:東京商工リサーチ「2023年「上場企業の個人情報漏洩・紛失事故」調査」(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198311_1527.html)
自分が使用していた社用PCが盗まれれば、物理的に仕事をするための道具を失うことになります。無事に戻ってくればよいですが、発見できなければ会社から新たに支給してもらわない限り自身の業務はストップしてしまうでしょう。
クラウド上に作業データがある場合は、業務の再開はしやすいですがパソコン本体にデータを保存していると完全に失われます。当然ながら業務の進捗は遅くなり、正常な状態に戻るまでにかなりの時間が必要です。
社用PCの利用でローカルデータが多い場合は、機密情報漏洩のリスクという点でも情報管理の見直しを検討することをおすすめします。
盗まれた社用PCは、その後どのように扱われるかわかりません。パスワード設定もなく、簡単に起動できる状態になっていると、ショッピングサイトにアクセスしてなりすましの買い物をされるかもしれません。
また、顧客情報などの個人情報が流失し詐欺グループなどの手に渡れば、それをリストとしたダイレクトメールや振り込め詐欺に利用される可能性もあります。盗難の目的が機密情報や個人情報の取得の場合は被害は甚大です。
社用PCに関しては、 紛失や盗難にあった際の事前対策をしておくことが重要です。被害を抑えるにはリモートでロックしたり、社内ネットワークにアクセスできなくするなど対応マニュアルを整備しておくことが必要になります。
従業員のミスであっても紛失や盗難事件は企業の管理責任が問われます。特に大企業で情報漏洩や盗難による不正利用の被害を受けると、マスコミの関心度も高く報道により多くの人に知られてしまうことになるでしょう。
取引先や顧客への謝罪や対応に追われ、業務にも影響が出ます。また、迅速に対応できなかったり、対処方法に問題があったりすると企業としての信用を失い、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。
社用PCの紛失・盗難が起きた場合は、冷静に状況を把握し、関係各社や顧客への連絡をスピーディーに行うことが重要です。原因として何が考えられるか、また再発防止策として何を行うかを公表し信頼回復へ向けた行動をしてください。
秘密分散技術とは データを複数の断片に分割保存し、利用時は再度結合させて情報が取り出せる鍵を使わない暗号化技術のこと。
この技術を用いると、断片化されたデータの1つだけでは情報を復元することができないため、例えPCが盗難にあったとしてもPCの物損となるだけで、情報漏洩にはなりません。
本メディアでは、この「秘密分散技術」を用いて、PCを安全で快適に利用できるサービスを展開しているZenmuTech監修のもと秘密分散技術について解説をしています。
「情報漏洩は防げない」という前提に立ち、情報を守るのではなく、漏洩自体を防ぐという発想の転換により、意識せずセキュリティを享受できるZENMUを開発しました。AONT秘密分散技術を活用したデータ無意味化ソリューションなど、革新的な技術とオープンイノベーションを通じて、新たな発想で「情報の安全」を実現しています。